小樽芸術村とは?
小樽運河のすぐそばにある小樽芸術村は、小樽という街の中では歴史的な建物を使い、中にステンドグラスや絵画、アール・ヌーヴォーなどの作品を展示している観光スポットです。
オープンしたのは2016年なのでまだまだ観光ブックなどにも掲載されていないことが多いのですが、もし小樽に足を運ぶ際にはぜひ時間を作って立ち寄りたいスポットではないでしょうか。
小樽芸術村には4つの建物が使われています。
どれも20世紀の初めに建てられて物で、旧三井銀行小樽支店だった建物や、旧北海道拓殖銀行小樽支店として使われていた建物、また旧高橋倉庫や旧荒田商会などの建物がそれぞれミュージアムショップや美術館などとして使われています。
建物ごとに展示されている美術品が異なるため、中の雰囲気は建物ごとにガラリと違う点も魅力です。
1つ目の似鳥美術館では、アール・ヌーヴォーや絵画などが展示されています。
ピカソなどの作品から日本画、近代絵画などがエリアごとに分けられていて、じっくり時間をかけて鑑賞することができます。
2つ目のギャラリーでは、アールデコとアールヌーヴォーが展示されています。
曲線美が美しいアール・ヌーヴォーと、幾何学的な模様が特徴的なアールデコの作品を見ることで、近代ヨーロッパを肌で感じることができます。
3つ目のステンドグラス美術館では、壁や床に敷き詰められたステンドグラスが圧巻です。
ヨーロッパの大聖堂を彷彿させるような厳かな建物内には、いたるところに美しい作品が展示されています。
4つ目の旧三井銀行小樽支店は、他の建物とは少し異なっていて、建物の建築様式などを鑑賞できる場所となっています。
彫刻が施された天井や、厳重な貸金庫室など、旧三井銀行が当時使っていた施設がそのまま残されています。
小樽芸術村の近くにはグルメも充実
小樽芸術村のそばには、グルメスポットもあります。
手打ちそばがおいしい「いろない」は小樽芸術村から徒歩2分のロケーションにあり、2017年にはミシュランガイドにも掲載された名店です。
夏には冷たい手打ちそばが人気ですが、冬には温かいそばもいただけるので季節を問わずにおすすめの店となっています。
人気店なのでランチタイムには混雑します。できるだけ早い時間帯に行くのが良いでしょう。
小樽の美味しいカニが楽しめる「小樽運河食堂」もおすすめです。
芸術村から徒歩3分のロケーションにあり、バイキングとなっているお店なので、好きなものを好きなだけ楽しめます。
ランチタイムとディナータイムの営業となっているので、午前中に小樽芸術村に足を運んだ人ならランチタイム、午後に来た人ならディナータイムの利用が便利です。