「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」の特徴
ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、余市郡にある日本におけるウイスキー醸造の歴史を作った施設です。
NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルにもなったことが記憶に新しいですが、日本においてウイスキーを初めて作った施設として広く知られています。
数多くの観光施設がある北海道においては「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」はそれほど有名な場所というわけではなく、どちらかと言えば他の有名観光地に埋もれた目立たない存在になってしまっています。
しかし実際に北海道を観光した人を対象にしたアンケートでは、この「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」は「行ってよかった工場見学」の施設でナンバーワンを獲得しており、訪れた人の満足度の高さが特徴です。
ニッカウヰスキーの創業者は、日本のウイスキーの父とも言われている竹鶴政孝で、他の地域でも試したウイスキーづくりの最終的な到達点としてこの余市を選んだと伝えられています。
ウイスキーづくりの本場はスコットランドですが、これは冷涼かつ湿潤な気候、それに豊かな水源ときれいな空気という環境的な要因が非常に大きいとされています。
日本において同様の条件がないか探したところ、最も近かったのが余市であったということが、選ばれた理由です。
周辺には歴史を感じる醸造施設の他住宅地も広がっており、ウイスキーの樽などと合わさって独特の景観を作りだしています。
魅力、楽しみ方
ニッカウヰスキー余市蒸溜所では、当然のことながらウイスキー製造をしています。
お酒があまり得意でない人や子供にとってはウイスキーはちょっと苦手に感じるところかもしれませんが、ニッカウヰスキー余市蒸溜所は建物自体が非常に美しい景観をしており、また竹鶴政孝と妻のリタが過ごした私邸も紹介されており、見どころは満載です。
事前に予約をしておくことで蒸溜所内のガイドをお願いすることもできますので、公式サイトから見学したい時間を連絡しておくことをおすすめします。
アクセス方法
ニッカウヰスキー余市蒸溜所のある余市町は、札幌市から西に約50kmの場所にあります。
積丹半島の付け根部分にありますので、自動車で移動をすれば高速道路を利用して約1時間30分の距離です。
小樽市内から近いので、小樽方面に観光に来たときに立ち寄る場所とするのがよいのではないかと思います。
なお、蒸溜所では見学をするとウイスキーなどのアルコール類の試飲が無料で一人2杯までできるので、自分で運転して訪れるときにはきちんとドライバーを確保しておくとよいでしょう。
【住所】
北海道余市郡余市町黒川町7ー6
【営業時間】
9:00~17:00
【利用料金】
無料
【問い合わせ】
0135-23-3131