苫小牧の名産!ホッキカレー
苫小牧は北海道の南部に位置する港町で、ホッキ貝などの海産物で知られています。
苫小牧には、名産のホッキ貝を使ったホッキカレーがあるのをご存じでしょうか。
苫小牧周辺の海域で採れるホッキ貝は、寒冷な海域で育つために肉質がとても柔らかく、独特の甘みと旨味があるのが特徴です。
加えてこの近辺の海域は水質が良いため、貝自体もほかの港で水揚げされるものよりきれいだとされています。
ホッキ貝の味は、水温や水質、餌の違いによって大きく変わります。
産地ごとに食べ比べると肉質や風味の違いがよくわかるでしょう。
苫小牧で獲れるホッキ貝は、特にその甘みと旨味、柔らかな食感で高く評価されているのです。
ホッキカレーとは、そんな名産のホッキ貝をたっぷり使ったカレーです。
苫小牧だけでなく北海道全域で見られる郷土料理の一種ですが、なかでも昔からホッキ貝がたくさん獲れて、かつ安価で手に入った苫小牧ではご当地グルメとして発展しました。
ホッキカレーが食べられる店
苫小牧市汐見町にあるのが「喰い処 弐七」で、車で駅からおよそ7分の距離にあります。
おもに海鮮料理を提供するお店で、日替わりで5品の小鉢がつくメニューが人気です。
特に注目すべきはそのホッキカレーで、ホッキ貝の食感と濃厚なルーの組み合わせが最高のハーモニーを奏でます。
地元の人たちに親しまれているお店ですが、観光客の評判も高いです。
苫小牧市港町にある「海の駅ぷらっとみなと市場」内の「ラーメン茶湖」でも、ホッキカレーが食べられます。
基本はラーメン店ですが、ラーメンとホッキカレーのセットメニューがあり、ラーメンやカレーだけでは足りないという方にうってつけです。
このホッキカレーは、ホッキ貝から出るエキスと野菜が絶妙に絡み合い絶品だとの評判もあります。
同じく「海の駅ぷらっとみなと市場」内にあるのが、「ぷらっと食堂」です。
以前は「網焼きのふじ十食堂」という店名で知られていました。
ホッキカレーは普通盛りを標準として、大盛り、ホッキ大盛り、メガ盛りといった多彩なサイズが選べます。
苫小牧市汐見町にある公設地方卸売市場内に位置するのが「マルトマ食堂」で、こちらはボリューム満点のホッキカレーで知られています。
柔らかくもしっかりした食感のホッキ貝が、カレーのルーとマッチしており絶品です。
カレーだけでなくいろんなホッキ料理があり、早朝から満席になることも珍しくありません。
苫小牧市桜木町の「カフェ&フーズ キーウエスト」は、1988年の老舗喫茶店です。
コーヒーやデザートが評判ですが、ホッキカレーも人気メニューとして親しまれています。
アーモンドスライスのトッピングが大きな特徴で、ホッキ貝だけでなくホタテまで入っているのがポイントです。