北海道のラーメンの魅力
日本の国民食と言ってもよいラーメンですが、北海道内にもいくつかご当地ラーメンがあります。
全国的に有名なのが札幌ラーメン、旭川ラーメン、函館ラーメンの3つとなっていますが、その他にも室蘭カレーラーメンや釧路ラーメンなども新しいご当地ラーメンとして人気ですね。
北海道ラーメンの特徴は、同じ道内でかなり大きな違いが見られるということです。
観光用に「北海道ラーメン」という名称を使用することはありますが、実際にはどこで食べるかによりかなり異なる味になります。
北海道と言えば海鮮料理の美味しさがありますが、北海道のラーメンにもそうした魚介類の風味をたっぷり活かす工夫がされています。
それと意外なことに、北海道内のラーメン店では自家製麺を使っているところはほとんどありません。
道内の麺は製麺所で作っていることがほとんどで、またその担当した製麺所がお店に暖簾を送るという風習があります。
そのため北海道のらーめん店の店頭に下がっている暖簾をよく見ると「~~製麺所寄贈」という銘が入っているのが分かるでしょう。
こうした風習は他の日本国内の地域では見られないものですので、ぜひ北海道に行った時にはこっそりチェックをしてみてください。
日本のらーめん文化に欠かせない存在だった北海道
特別にラーメンが好きという人でなくとも、日本国内の名物ラーメンの中での北海道のブランドはよく知っているところと思います。
日本でラーメンという料理が一般に食べられるようになったのは1920年台からのことですが、この「ラーメン」という言葉が最初に使われたのは1922年に札幌の竹家食堂というお店だったと言われています。
ですので、言い換えれば日本で初めての「ラーメン」は札幌で生まれたということになるのです。
また現在こそ博多名物とされている白濁のとんこつラーメンのスープですが、この豚骨を使ったスープを初めて考案したのも札幌だったと言われます。
他にも現在まで続くラーメン文化の多くが北海道が発祥だったと言われており、ラーメンファンだけでなく一度は食べてもらいたいご当地ラーメンの宝庫です。
【参照】
札幌らーめん共和国|北海道ラーメンのフードテーマーパーク
おすすめラーメン店
道内で初めてラーメンを食べるなら、やっぱり一番におすすめしたいのは札幌の味噌ラーメンです。
中でも日本で初めて味噌ラーメンを作ったとされている「味の三平」は北海道ラーメンの元祖といわれるブランドを持つお店です。
現在では札幌市中央区南1条西3丁目2にある大丸藤井セントラル4Fに移転をしていますが、今も小さな佇まいで二代目店主により営業が継続されています。
おすすめはなんと行っても一番人気の味噌ラーメン(850円)で、他にも1個60円の手作りシューマイも合わせて食べる人が多くなっています。
札幌市内だけでもかなりたくさんのラーメン店がありますが、やっぱり一番最初に食べる場所としては「味の三平」がおすすめです。