北海道のししゃもは本物!「鵡川ししゃも」の食べ方

北海道のししゃもは格別!ブランドししゃもってなんだ?

ししゃもってスーパーで気軽に買える小さい魚でしょ?と思っている方も少なくありませんが、実は・・ししゃもというのは世界の中でも北海道南部の海の一部でしかとれない魚です。
日本固有の魚ですが、その中でも北海道でしかとることができず、北海道以外でなかなか口に入れることはできません。

私たちが普段口にしている「ししゃも」だと思っている魚は、カペリンと呼ばれるカラフトししゃもの干物です。
このカペリンは大量に売られていて、多くの方がししゃもだと勘違いしています。
北海道南部の海、その中でも一部でしかとれないししゃもの中でもブランド化されているししゃもが「鵡川ししゃも」です。

ブランドししゃも「鵡川ししゃも」の旬は?

鵡川ししゃもは鵡川で食べても1匹100から250円くらいします。
鵡川以外、北海道でもそのほかの地域で食べるとなるとこの倍の値段になることもあるのですから、貴重なししゃもだとわかるでしょう。

そんな貴重なブランドししゃもとなっている鵡川ししゃもを含むししゃもの旬は、10月・11月と、産卵期の2ヵ月だけです。
むかわ町の鵡川にもたくさんのししゃもが上がってきます。
この時期のみ、ししゃも漁がおこなわれ、一夜干しされ、地元のみで食べられるのです。

栄養素たっぷりぷりぷりと美味しいししゃも

子持ちの旬のししゃもは通常、ほしたものをいただきます。
子持ちなのででっぷりとお腹が太ったししゃもは歯ごたえもよく、元々カペリンよりもずっと身がしっかりしているので食べ応えがある魚です。

もちろん卵を持っていない雄も身が引き締まって美味しい魚といわれていますし、雄の方が好きという人もいます。
ししゃもは頭からしっぽまで丸ごといただけるのでカルシウムがたくさん含まれ、特に子持ちししゃもはたんぱく質、ビタミンA、Bも豊富です。
ビタミンAやBは粘膜を強くしてくれる効果があるといわれ、免疫機能調整作用があるといわれているので、カルシウム不足、ビタミン不足の現代人に食べてほしい食材といえます。

北海道の美味しいししゃも・・食べ方は焼き以外にもたくさん

北海道のししゃもですから、やはり焼きでシンプルにいただくことこそ贅沢と感じますが、ししゃもはほかにも美味しい食べ方があります。
もうちょっと濃厚に味わいたい・・という方は、ししゃもにからあげ粉を付けて油で揚げてもいいですし、てんぷらにしてもほくほくと美味しいです。

片栗粉を薄くつけたししゃもを油で揚げてから、玉ねぎ、ピーマンを甘酢につけたものに浸して、南蛮漬けのようにして食べてもさっぱりいただけます。
醤油、みりん、砂糖、酒で甘辛煮にしてもいいですし、お正月の昆布煮にするのもいいでしょう。
南蛮漬けも甘辛煮も日本酒、ビールなどお酒のあてにも最適です。

南蛮漬け風や甘辛く煮つければ冷蔵庫で日持ちしますし、ししゃもの天ぷらの残りを南蛮漬けに変身させるのもありです。
雌のししゃもは焼いて子持ちの食感を味わう方がおいしいと思いますが、雄のししゃもはアレンジ料理におすすめできます。
ししゃもが旬の季節に北海道に行くことがあれば、カペリンではなく日本固有の魚、北海道のししゃもを堪能してほしいです。

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