北海道の海鮮丼の魅力

北海道と言えば、豊かな海鮮資源が魅力です。
よく言われることですが、北海道の回転寿司は本州以南のものとはまったく別のお店と言ってよく、同じ料金とは思えないほど新鮮で、大きなネタの取扱をしています。

日本全国にはたくさんの海産が魅力の観光地があるものの、北海道はそれをダントツで引き離す人気となっています。
アンケートでも「海鮮がおいしいと思う都道府県」に対して4割以上の人が北海道と回答しており、他の地域も回ったけど北海道は迫力が全く違うという印象を持つ人が多いのです。

なぜ北海道の海鮮はおいしいのかということですが、その理由はまず、北海道の近海を流れる「親潮」が関係していることが挙げられるでしょう。
親潮というのは道東の知床湾岸を北から南に抜けるようにして流れる海流のことで、栄養分を多く含んだ海洋動物の豊かな流れという事がわかっています。

また北海道の冬の風物詩である流氷も、栄養分を多量に含んだ豊かな海流の印です。
流氷は道北のオホーツク海から流れ、宗谷岬や網走沿岸を中心に、道南の根室や釧路、函館沖まで流れてくることもあります。
そのため北海道をぐるりと取り巻く形で豊かな海流が流れ込んでおり、それが道内全体に豊かな海鮮資源をもたらしてくれるのです。

道内にある海鮮スポットと特産品

道内各地にある漁港ですが、中でも有名な場所と、そこで購入できる特産品をいくつかピックアップします。

まず一番人気と言ってよいのが、札幌市中央区にある「さっぽろ朝市」です。
こちらは東京築地に雰囲気が近い巨大な魚市場となっており、道内の海鮮飲食店や食品業者が利用をしています。
一般の人も観光で入ることができる卸売市場で、早朝5時から賑やかな風景が広がっています。

また、人気の高い漁港として苫小牧があります。
「苫小牧ぷらっとみなと市場」では、北海道を代表する海産物「ホッキ貝」で有名なところです。

もう一つ外せないのが函館港に近い「函館朝市ひろば」で、こちらでは海鮮全般に加え特産の「イカ」料理が多く提供されているところに特徴があります。
ちなみに函館朝市ひろばではイカ釣り体験ができるなど、テーマパークのように楽しむことができるので、観光の時にはぜひ立ち寄ってもらいたいです。

おすすめ店

北海道内でどれか一つだけお店をおすすめするとなると非常に困るのですが、あえて紹介するなら交通アクセスのよい札幌中央卸売市場の場外市場をおすすめします。

札幌中央卸売市場にはいくつかの海鮮のお店があるので、どれを選んでも外れはないのですが、中でも「食事処　魚屋の台所　札幌中央卸売市場外市場店」が有名です。
「魚屋の台所」は他にも札幌市に二条店がありますが、できれば市場の活気も一緒に味わってもらいたいので、市場店をおすすめします。