スープカレーとは

数多くある北海道グルメの中でも、比較的新しく有名になってきたのが「スープカレー」です。
といっても札幌市内に住む人にとっては当たり前のご当地B級グルメであり、地元の人なら子供の時から親しんできた味でしょう。

スープカレーのお店が札幌に誕生したのは今から約40年前とされており、札幌市内の喫茶店「アジャンタ」と専門店の「マジックスパイス」が発祥とされています。

「アジャンタ」のスープカレーの特徴は、インドカレーに使われるスパイスに薬膳スープをミックスさせたということで、当時は「薬膳カリィ」という名前で販売をしていました。
発売当初の「薬膳カリィ」は具の入っていないスープのみの食品だったのですが、次第に人気が高くなりお客さんの要望も変化してきたことにより、「マジックスパイス」というお店がインドカレーでよく使われる具材を加えて出すようにしたというのが始まりです。

1980年代までは「スープカレー」という名称はまだ使われていなかったのですが、2000年頃からご当地グルメブームが起こったこともあって爆発的な注目を受けるようになり、同じような料理を総称するための名称として「スープカレー」が定着しました。

おすすめのスープカレー店

スープカレーを提供しているお店は、現在では札幌だけでなく道内の幅広い範囲におよんでいます。
共通しているのはサラサラとしたスープ状のカレーであるということで、ご当地グルメとして有名になったことで、道内の特産野菜を具材にするお店が増えてきました。

今注目のスープカレー店としては、2016年にオープンしたばかりのカフェスタイルのお店「Samurai.Cafe」があります。
こちらは札幌市厚別区の厚別中央1条1丁目にある青いスレート壁が特徴的なお店で、北海道にありながらまるでサーフショップのような佇まいをしているのが特徴です。

圧巻なのが「一日分の野菜20品目」という1250円のメニューで、器の中にキャベツや人参、きくらげなど、たくさんの野菜が全部で20品目煮込まれています。
とにかく器からはみ出るほとの大迫力スープカレーなので、道内野菜を堪能したい人におすすめです。