釧路名物「スパカツ」を堪能できるお店まとめ

元祖スパカツを食べるなら「レストラン泉屋本店」

熱々の鉄板皿の上に盛られたボリューミーなカツレツを乗せたミートスパゲティが迫力満点の「スパカツ」が生まれたのは、レストラン泉屋本店です。
幣舞橋(ぬさまいばし)の近くに店を構える昔ながらの洋食屋であるレストラン泉屋本店では、まだ釧路で洋食が広まっていない1960年頃に豚肉を使った贅沢な料理を作ろうとして、このスパカツを考案しました。
寒い釧路で最後まで熱々のまま一皿でお腹いっぱいになれるスパカツは、このようにして誕生したのです。

レストラン泉屋本店のスパカツには1.9㎜の太さの特製のモチモチ麺が使われています。
この太麺がタマネギの甘さが広がるスパカツが開発されて以来ずっと引き継がれてきたミートソースと合わさると病みつきの味わいになり、ボリューミーであるにかかわらず一皿ペロリと食べてしまう人が続出しています。

ソースが絶品の「レストラン山彦」

釧路駅から徒歩で約10分の場所に店を構えるレストラン山彦では、「ミートカツ」というメニュー名でスパカツが提供されています。
鉄板皿一面を覆いつくすかのような巨大なチキンカツがインパクトのあるミートカツですが、サクサクとした衣に包まれた柔らかなお肉が食べた人を虜にしています。
チキンカツの上からミートソースはかかっていませんが、スパゲティに絡まったやや酸味のあるミートソースを付ければ味変になって、最後まで美味しく食べられます。

スパゲティはちょうどいい太さで、ミートソースとよく絡みます。
見た目のボリュームと反して小さな子どもからお年寄りまで食べやすいので、長期休暇には3世代でレストラン山彦に食事に行くのが定番になっている家族も少なくありません。

たっぷりの濃厚ソースが美味しい「スパゲティーハウス ピレネ」

泉屋出身の店主が開業したスパゲティーハウス ピレネは、釧路駅から徒歩で約6分の場所にあります。
この店主が作るスパカツは「ミートソースカツレツ」というメニュー名で提供されています。
ミートソースカツレツの最大の魅力は、濃厚なソースがたっぷりとかかっていることです。
丸い鉄板皿からあふれそうなほどにソースがかけられているので、配分を考えることなく豪快に食べ進められるでしょう。

スパゲティーハウス ピレネにはテーブル席だけでなくカウンター席も用意されているので、一人でも店に入りやすくなっています。
また、カツレツは通常は豚肉を使用していますが、好みに合わせて柔らかなチキンカツに変更できるだけでなく、ふっくらとしたハンバーグやリピーターが続出している豚の生姜焼きにも変更できます。
その日の気分でさまざまな組み合わせを楽しめるとあって、頻繁に訪れる根強いファンも少なくありません。